2011年3月19日土曜日

アトレティコvsレアル・マドリー/マドリーダービー

この試合、アトレティコ・マドリーはベストの布陣と言っていい選手を揃えてきています。
アトレティコ試合を見るのは本当に久しぶりであったので、少ない情報をネットの事前情報と実況席の解説手にに聞き入りながら、集中してチームをチェックしていく必要があります。
レアルは、最近の布陣に若干の修正をしてきている様子。
おそらく、ケディラがトップ下に入ってエジルが右に入るか、4-1-4-1の様な形になるのか?
前回のリヨン戦の戦いぶりが僕にはかなり好感触であったのでかなり期待しています。
この試合のキーマンは、現在絶好調のカリム・ベンゼマでしょう。
またはこの状況下で覚醒するのかケディラに期待!!

前半を見る限り両チームの狙いはかなり似通っていたようでした。
それは「相手にボールを持たせて試合を進めたい」という戦いを望んでいたことである。
①プレッシングに秀でている点
②カウンターを発揮できる点
③後ろからのビルドアップをあまり得意にしていない点
などでしょうか。
序盤はやはりお互いにカウンターの応酬でありました。
レアルは奪ったら広大なスペースが広がる前線に直ぐさまボールを送り込み、エジル、ロナウド、駆け上がるマルセロ等による少数精鋭のカウンターで応戦していた。
そしてレアルは試合を動かすことに成功する。
前半11分。
縦パスを受けたケディラからパス→抜け出したベンゼマが流し込んで先制。スコアを1-0とした。
この得点は、ケディラ、ベンゼマの素晴らしきアタッキングが全てだったんじゃないかなと思います。
つまりレアルは、個の力によって優位な立場を引き寄せることに成功しました。
先制したレアルは、徐々に戦い方をはっきりさせ始める。
GKカシージャスを中心にロングボールを相手深い位置まで放り込むことで、高い位置からのディフェンスをしてゆく。
自陣で無理してボールを失うよりは、高い位置から守備をして自分達のゴールから遠い位置で試合を進めようという狙いだろう。
レアルのシステムは、4-1-4-1と表記した方が分かりやすいかもしれない。
レアルは、ベンゼマをスイッチとして、ロナウドにもサボらせることなく連動したプレッシングでアトレティコを苦しめていく。
前半32分。
カウンターの流れから、最後は左からのクロスに丁寧に合わせたエジルが得点。スコアを2-0とした。
二点のビハインドを負ったアトレティコ。
時間が経つにつれてアトレテコペースに。
前線の3人レジェス、フォルラン、そしてアグエロ。
攻撃は基本的に自由を与えられているようで、その場合に陥りがちなポジションバランスの悪さなども全く見られなかった。
ここからが真骨頂!!
レジェスはその左足で、フォルランはきっと調子が良い訳ではないのだろうが、ランニングならば貢献出来ると裏方に徹す。
そして絶好調のアグエロは、相手の嫌がる隙間に顔を出し続けてからの圧倒的な打開力で突破。
そんな各々の持ち味が織り成される連動したアタッキングで、アトレティコは幾度となくレアルディフェンスを恐怖に晒していた。
レアルのペペは、絶好調のアグエロのマークに付ききれないシーンが非常に目立っていました。
勿論彼一人の責任では無かろうが、アグエロにパスが出てから動き出していたことが何度か有り、それが数回ピンチに直結していました。
ということで再三にわたるピンチを作られ続けたレアル。
しかし、結果前半を無失点で乗り切ることに成功しました。
それはやはり個の能力に依る所が大きかったように思います。
神降臨のシージャス、セルヒオラモス、ぺぺ、足は遅くてもカルバリョ、進化したマルセロ。
ピンチにはなるが、それは破綻を喫したピンチと言うよりは、アトレティコの攻撃陣が優れていたから陥ったものと僕は思います。
後半開始。
相変わらずの驚異的な破壊力で、後半もレアルゴールを脅かし続けます。
前半から激しく戦っていた為の疲労でしょうか、徐々にラインが下がっていき、レアルに余裕を持ってボールを保持されていく時間が増えていきました。
しかし、ペペに勝負を仕掛けその勝っていたアグエロが遂に結果を出します。
後半86分。
左サイドでボールを受けたアグエロがスピードに乗って中央に進出→コケとのワンツー→シュートで得点。スコアを2-1とした。
一気に攻勢に出るのだが時既に遅し。
試合終了です。
やはりマドリーダービーは面白いです♪

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